2017年8月31日木曜日

症状として認められる社会

なんとなくテレビを見ていたら「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」という病気のことをやっていた。
2歳~5歳で発症する病気で
脳が緊張状態を起こしてしまい、
喋ろうという気持ちがあっても学校や幼稚園など特定のシュチュエーションで喋ることが出来なくなる。
世の中にはこんな病気もあるんだなぁと思っていたけど、
ある子のことを思い出した。
小学校の時、同じクラスだったSちゃん。
彼女は話しかけても、ずっとにこにこにこにこしていて決して喋らない。
うちの学校は都会の激ユル校だったので
みんな「そういう子なんだなぁ」と思っていた。
壇上で喋らないといけないときには、
涙を流すことも。
わたしはついに6年間、その子と話すことはなかった。

でも、わたしは知っている。
幼馴染の女の子には、楽しそうに喋ることを。
わたしは特になかよくなかったけど、「あの子にだけ心を許してるんだな」と
ちょっとだけ面白くなかったのを覚えてる。

今にして思えば、
あの子ももしかしたら「場面緘黙症」で、
本当は喋りたいのに喋れないつらさと戦っていたのかもしれない。

昔は「社会に順応してない」と誤解されて、怒られたり辛い思いをしなきゃいけなかった症状も
今では解明されて、病気として認められるものが増えてきた。
大事なのは、「みんなと同じようにすること」じゃなくて
「どう付き合っていくか」だよね。
うちの激ユル小学校が「喋らないタイプの子」って自然に受け止めたみたいに
ゆる~く受け止めて
どんな個性を持ってる子にも、辛くない場所を作ってあげられる
そんな大人でありたいなと思うわたしであった。


よん
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2017年8月30日水曜日

ジムでよく見る4タイプ

ジムでよく見るタイプの人たちをまとめました。
ご査証ください。

1.体質改善求めるちゃん 
応援してる。

2.レッスンお姉さん
毎日のレッスンをストレス発散にする、溌溂とした30代~50代。男性もまれに出没する。
わきあいあいとしていて楽しそう。

3.マッチョ
奇声が聞こえたら大体彼ら。自分の体をいじめていじめていじめ倒す。

4.よく喋るおばちゃん
本当によく喋る。50代~。ボケ防止にも最適。

わたしはこの中にはいない「二十歳越えてから運動し始めた最も体力がない属」です。
年齢層が幅広いヨガのレッスンとかでもぶっちぎりで体力がなくて悲しくなるけど
今日も頑張って生きていく。


よん
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2017年8月29日火曜日

新しいマットレス「スリープマジック」導入した

高反発(※表面が硬めで体を跳ね返してくれる)のマットレスを買った話を書いたんだけど
使い始めて2か月で体が沈み込むようになったんだよね。
2か月って…やる気がなさすぎるよ!!!
もっと反発して!!!!目指せ尾崎豊!!!!!
ずっと「沈み込むなぁ…」と思いながらだましだまし使ってたんだけど
最近ようやく新キャラ導入しました。


ちょっといいヤツ「スリープマジック」…!!!!
マットレスで調べるとわんさかレビューが出てくる「雲のやすらぎ」「モットン」「トゥルースリーパー」らへん(数万)に比べると保証はないけど、
手頃なお値段(1万ちょい)で科学されたマットレスを使える感があってよい。
久々に感じる「ベッドが自分を押し上げてやさしく支えてくれる感」…!
ボコボコしてるマットレスってどうなんだろう?って思ってたけど、
この表面のボコボコ感も全く邪魔にならないし、むしろ気持ちいいくらい。
寝てるあいだ体がアツアツになっちゃうちびっこタイプの人間なので通気性がいいのも助かる。
4cm~12cmまであるけど、これまで使ってた極厚マットの上なら4cmでもいい感じ。

あとはどれだけ反発し続けてくれるか…。
ぜひ頑張ってもらいたい。


2017年8月28日月曜日

悪気がなくても大概よろしくないワード・オブ・ザ・イヤー2017

わたしが思う悪気がなくても大概よろしくないワード・オブ・ザ・イヤー2017を発表します。

「○○はいいよね」

「あたしなんて」と続く自虐と見せかけ
相手が○○になるまで/○○でいるための努力を一切無視する高等なけなしテクニック!!!
これを言われてうれしい人はまずいない!!!
恋愛シュミレーションなら絶対好感度下がるの待ったなし!!

例えば
「英語喋れていいよね」なら
ってなるし

「専業主婦でいいよね。楽じゃん」なら
ってなる。

どんな立場の人だってみんな何かしら頑張ってるのに
自分だけがしんどいんです!!みたいな言い方は敵を作るよね。

人のパーソナリティの裏にある努力や軌跡を
尊重できる人間でありたいと強く思うわたしであった。


よん
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2017年8月27日日曜日

少女漫画NANAにハマるココロ

何故かこのタイミングでNANAにハマりました。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
NANAーナナー 1【電子書籍】[ 矢沢あい ]
価格:400円 (2017/8/28時点)
トルコの時代劇見たくてHuluに入会して、
なんとなくアニメを見始めたらまさかのどハマり。人生って分からない。
オスマン帝国おきざりでNANAばっかりだよ!

もともとバンドにもパンクにも興味もないし
話題になってた頃は中2病で流行りもの嫌いだったし
「どうせ交友関係が乱れたドロドロ漫画でしょ!」と思って避けてた。
読んでみたら案の定交友関係は乱れまくってたけど超おもしろかった。ごめん。

超ざっくり説明すると
主人公の主体性ゼロの他力本願マンである奈々ちゃんが
あっちの男を好きになってフラフラ、
こっちの男を好きになってフラフラしながら
最終的にクズの旦那を手に入れる話です。え?ここがメインじゃない?
「いや何でお前ここでこの人選ばへんねん(怒)(怒)(怒)」
「幸せになる気あるんか(怒)(怒)(怒)」と怒りながらも
気付けばアニメのみならず漫画21巻まで夢中で読んでしまいました。

現実にいたら絶対お近づきになりたくない人たちのオンパレード。
中でもシンくんは
青い髪で唇にピアス、ボンテージを履くパンクすぎるファッションセンス、
女の人に体を売って生計を立てる、
どこでも煙草を吸わずにいられないニコチン中毒なうえ麻薬所持で捕まる15歳。全てが犯罪すぎる。
なのにどうしてこんなにかっこいいの?
気が付けばシンの画像でフォルダをいっぱいにする痛い大人になってました。

繊細なみんながもがきながら生きていく姿が
何とも愛おしいよ。

こう…「自分には合わないだろう」みたいな変な先入観で
作品に触れ合わないっていうのは、超もったいないことだなって最近改めて思ってる。
何事も触れてみないと分からないものだよね。

久々に少女マンガ読んだので
脳内がポエミーで困ってます。



よん
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2017年8月26日土曜日

うさぺんメキシコ日記-さようなら、メキシコ-

メキシコに行ってきたよレポ 7日目!!
【登場人物】
うさこ:度胸のあるビビリ
ぺんちゃん:かつてカリフォルニアに住んでたビビリ
最終日の朝ごはんは安定の市場で。
小豆のスープ(甘くない)と、チーズ、豆のペーストを塗った薄いパン。
失敗した。大体豆だった。
「虫がいなそう」を第一条件にしてメニューを選ぶと、食卓茶色くなりがち。

ごはんを食べたらおみやげチョコ屋めぐりへ。
オアハカの街中にはたくさんのチョコ屋があるけど、
わたしたちはトニーがオススメしてくれたサントドミンゴ教会の近く
「OAXACA EN UNA TAZA」へ。
6種のフレーバーチョコレートがあって、チョコレートとして食べることもできるけど
チョコラテを頼むと板を砕いてミルクと混ぜ合わせて作ってくれる。
どれが何味がサッパリ分からなかったので、
お兄さんのオススメで注文するとなんと
レッドペッパー。やばい。すごい苦手。
レッドペッパーはタイ料理とか中国料理の上にたまに乗ってる癖のある赤い実。
いつも取り除いて食べるくらいなのに
ホットなチョコと一緒に口の中に風味がぶあっと広がる。
「メキシコではこれがウケる味なのか…」と衝撃を覚えた。通すぎる。
リベンジすべく、次は無難に生姜チョコミルクを。
ホッとするわ~~~~。ワールドワイド生姜!
チョコラテにするとフレーバーの味が色濃く出るのが不思議で面白く、
全種類頼んでみたくなる恐怖の店。

10時になったらオープンしたばかりのオアハカ文化博物館へ。
修道院を改装して出来た巨大な敷地内には、
やっぱりメソアメリカの文化がたくさん。
この地にはどれだけの歴史が埋まってるの??
メソアメリカ人、やたらと頭蓋骨に装飾をしがち。
メキシコのスカルを愛する文化は何千年も前からなんだね。
建物も見ごたえある。
蔵書は一般公開してないけど、風情ある図書館。
園内にはツアーのみで行ける植物園も。
わたしたちが想像する植物園とは訳違うのが遠くからでも分かる。主にサボテン率が。

ここを出たら、ホテルへ直帰。
もうオアハカとはお別れの時間。
行きと同じように乗合バスがやってきて、
めちゃくちゃありがたいことに荷物を1階まで降ろしてくれた。
普通のホテルで荷物運んでもらってもありがたみそんなにないけど、
エレベーターのないホテルで重たい荷物運んでもらえると涙が出そうなくらいうれしい。(もちろんチップはいる)

そこからはもう、移動ばかり。
13:04-14:28 オアハカ→メキシコシティ(Volaris)
19:00-21:30 メキシコシティ→テキサス(United)

トランジットするだけでもビザ(ESTA)が必要なアメリカ。
ESTA申請は日本語ページもあってそんなに難しくないから、絶対に自分でやったほうがいいよ。
ESTAサイト 14ドルで申請できる。
代理で頼むと6000円くらいかかる。
ちょっと調べると代理サイトばっかり出てきてそれが正規かと思ってしまうけど、
途中で自力で出来ることに気付いてよかった。

ただアメリカでは出るまでのESTA手続きや検問に非常に時間がかかる!

外に出れた頃には23時。
送迎のある「Ramada houston IAH Airport East」に泊まることにしてよかった。
乗り合いバスに乗って、10分ほどでそのホテルはある。
愛想の悪いおっちゃんの受付を済ませ、部屋へ。$53.55。
値段の割にいい部屋。広い。
広いバスタブにドライヤーもある。
サイトに「プールあり」って書いてたからワクワクしながら水着を持って行ってたけど、
これは無理だわ。インテリアでしかない!!

ごはんを食べたかったけどレストランはちょうど終了したようで…。
泣く泣くバーに行ったら、「揚げ物なら出してあげられるわよ」と。
こうなるよね。
フレンチフライとチキンレッグフライ。に、たっぷりのシーザーソースとケチャップ。
もう…これぞアメリカ!トラディショナルスタイル!イエイ!
わたしがぺんちゃん留学中にカリフォルニア遊びに行ったときも
毎日こんなの食べてたなぁ…と懐かしい気持ちになったよ。

朝ごはん付だったので、ワッフルを焼いてみた。
とても体に悪そうな味!

あとは14時間の飛行機に耐えるだけ。
10:35-14:00(+1) テキサス→成田


ざっくり計算すると、使ったお金は25万円弱。
それくらいで地球の裏側へ行って、遊び倒せる。すごい時代だ。
中国語では「西のアニキ」と呼ばれるだけあって、
遠いし全然文化も違うのに、先住民はアジア人に体格が近かったり小豆を食べたり
何となく繋がる部分もあって、世界の不思議を見る気持ちだった。

またいつかこの国でたくさん驚きたいな。



よん
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2017年8月25日金曜日

多発する教師の不祥事に思うこと

近頃、教師の不祥事が多発している。
「脳みそ使えよ」小学校教師が児童に暴言
新宿の路上で…所沢市立の中学校教師“覚醒剤所持”
女性教諭1200万円着服で免職 夫にせがまれ 親の医療費のはずが競馬代に

あるまじき暴言、暴力、強制わいせつ、犯罪。
生徒の成長を助けるどころかトラウマを残す
そんな人はもう教師を続けるべきじゃない。

でも同時に、こんなニュースも話題だ。
「やりがい搾取」に苦しむ教師たち――先生にとっても部活は「ブラック」
「これだけ働くのが当たり前」「人を育てるのは大変」という固定観念のなかで、
過剰な労働を強いられてる教師たちがいる。

こんな環境の中で起きた事件を見るときに
犯人の人格が「最初から壊れていたのか」
それとも「忙しさで壊れてしまったのか」を考えることは大切だと思う。

キャパシティを越える労働や成果を強要され続ければ、
人なんて簡単に壊れてしまうから。
そこにやりがいがあるとかないとか関係ない。生き物にとって必要な睡眠や休息はやりがいなんかじゃ補えない。
悪くなるのは体だけじゃない。忙しさは心を失くすんだよ。

もちろん悪いことは悪いことだから罰するべきだけど、
状況を見ずに教師ばかりを叩いたって事態は改善しない。

子どもを教育するという大切なことを
もっと大切にできる環境をつくっていかなきゃいけないよね。
余裕がない人にまともな教育なんてできるわけがないんだよ。

ってわたしは思います。


よん
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2017年8月24日木曜日

うさぺんメキシコ日記-人を爆笑させる髪型-

メキシコに行ってきたよレポ 6日目④!!
【登場人物】
うさこ:度胸のあるビビリ
ぺんちゃん:かつてカリフォルニアに住んでたビビリ

トニーが「ちょっと友達のところへ寄っていきたいんだ」というので、また新しい村へ行くことになった。
この辺りは織物を生業にしているようで、どこの家の前にも商品であるラグやマットが並んでいる。
ちょっと欲しいなと思いながらもそこは通り過ぎ、
もっと人気のないところにあるひとつの工房に入っていった。

手際よく、ぱたんぱたんと鮮やかな絨毯が織られていく。
この色のもとは「コチニール」、
なんとサボテンにつく昆虫。
ぷちんと潰すとみるみる内に赤い液体が滲み出し、
そこへ酸性のライムを絞ると
ビビッドなオレンジに…。
こうやって見るも鮮やかなメキシコのカラーは作られているのだ。
インディゴの織物を担当する彼の手は、染料が染みついて落ちない。
触れないほうがいいのかなと思ってたけど
「彼なんか手が真っ黒だろ!染料が落ちないんだ。ハハ」って笑い話にする。
自由に工房を走り回る子どもを眺めながら仕事をしている姿は、
なんだかとても平和な光景だった。
彼女がしているのは、織物から人の手と目でしか見つけ出せないゴミや繊維の汚れを取り出す作業。
傍目で見れば気が遠くなるような作業だけど、脇目も振らずにやる。喋っても手は止めない。
プロフェッショナルだ…。
サボテンに荷物を立て掛ける斬新なスタイル。
家族が笑いながら仕事をするって、なんかステキだな…。

トニーが話し込んでいるから、
わたしたちはこの小さな天使に遊んでもらおうと一生懸命になっていた。
日本から人にあげるため持ってきたブラックサンダーをあげると、
「まぁまぁね」って顔をする。
こっちに興味がありそうな顔でじーっと見てくるのに、いざ近付くと走って逃げる。
絶妙な距離がじれったい年頃のおんなのこあるある…!!

トニーの話が終わり、帰るために車に向かう。
振り返ると、そこにはとてとてとこっちへ走ってくるおんなのこがいた。
「あでぃおーす!!!」(adios:バイバイの意味)
「あでぃおーす!あでぃおーす!!!」
何度も叫びながら、こっちへ近寄ってくる。

もうさぁ…。最後にデレるのやめてくれるかな…。
お姉ちゃん泣きそうだから…。

わたしたちは呆れるほど「アディオス」を言い合って、
切ない気持ちでこの地を離れました。



トニーともお別れ。
一緒に楽しんでくれる人がいるということは、
すごく幸せなことだと思う。
こんなガイドに出会えて幸せだよ。
ブログ書いてて飲酒運転に気付いたけど。



もう明日でメキシコを去らねばならぬので、
うさぺんはお土産を買いにオアハカの街へ。

しかし何かがおかしい。
例のメキシカンヘア(※上記画像を参照)のわたしたち(しかもわたしはエプロンまでつけっぱなし)を見て
街中で笑い転げる人が後を絶たない。「写真撮らせて」とまで言われる。
多分日本で言うと
「まげを結った外人(しかも一人は浴衣を羽織ってる)が街を歩いている」くらいの違和感なのだろう。
それはわたしもつい二度見すると思うよ。
でも待ってよ。
おばあちゃん、涙が出るほど笑わなくたっていいじゃん。
むせて孫に背中叩かれてるじゃん!なんだよ!そんなに面白いかよ!よかったよ笑ってもらえて!
この世には涙が出るほど人を笑わせられる髪型があることを知る。
「そのエプロンいくらで買ったの?」って言われたので
「600ペソだよ」って答えたら「その刺繍でその値段か。悪くないね」と褒められたので悪い気はしない。
おばあちゃんの大爆笑で距離が近付き、「ゴメス(一緒に働いてる孫と思しき男の子)が今彼女連れてきてるんだよ」「彼女じゃねーよ!!」みたいな家族ほっこり談義に強制参加させられたり
すごくハートフルな時間を過ごせた。ありがとうメキシカンヘア!



つづく

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2017年8月23日水曜日

うさぺんメキシコ日記-50度の酒をぐびぐび飲む男-

メキシコに行ってきたよレポ 6日目③!!
【登場人物】
うさこ:度胸のあるビビリ
ぺんちゃん:かつてカリフォルニアに住んでたビビリ
我々は車に乗り込みまた別のお宅へ…。
紀元前から使われた石器「メタテ」棒「マノ」とを使ってトウモロコシを挽かせてくれると言う。

作業をする前に、刺繍のエプロンをお借りした。
もちろんガイドのトニーも着るよ。

作業に取り掛かると思いきや、「これ飲んでみなよ!」とショットグラスを渡される。
恐る恐るちょびっと飲んでみると、口を劈くような刺激。「メスカル」だ。
メスカルはアガベ(リュウゼツラン)が原料のお酒。
アガベはその辺にぼこすか生えていて、オアハカ地方では古来からメスカルが作られる。
ちなみに、テキーラ村で作られたものを「テキーラ」と呼ぶ。

世に普及してるテキーラは癖があって苦手だけど、
ここのメスカルはすっきりしていて意外に飲みやすい。
「お腹壊してるならメスカル!体の中を消毒してくれるよ☆」とメスカル飲んでウキウキのトニー本当によく飲むね!????
確かにそうだなと思ってちょっとずつ飲みながらも「わたしにはちょっと強いよ~~」と言うと、
塩とライムが用意された。 
メキシコでキツいお酒をまろやかにするといえばコレ。
とはいえ50度を超えるアルコールがどうにかなると思えないんですけどね!!!!
何ならアルコールに増して塩気と酸味がスゴいよ????
わたしが口に入れては変な顔をするのを見て笑うメキシコ人たち。

一笑いしたら作業へ。
みんなで乾燥したトウモロコシの皮を剥き、実を取る。
実が硬くて非常に取りづらい。トウモロコシの芯を使ってトウモロコシの実を取るという
今後の人生で二度と使うことのなさそうなコツも教えてもらった。
力加減がすごく難しい。

この土台がメタテ。棒がマノ。どちらも石で出来てるから超重い。
でもこの地方では結婚するとき、新婦側と新郎側併せて2つのメタテ・マノを貰うらしい。そんなにいるのかな。
ひとつ物置で埃被ってるんじゃないの?ってついつい疑ってしまうの。許して。
これをごりごり押し出してスッと引く、という動きを繰り返し、トウモロコシ粉が出来上がる。
これも挑戦させてもらったけど、悲しいことにわたしはきっとオアハカ地方で嫁に行けない。下手すぎる。
こんなに重いマノを軽やかに扱うお母さんたちへの尊敬が尽きないよ。

わたしたちがお腹を壊しているということを聞いて、お母さんたちはハーブティーを出してくれた。
メキシコでは香辛料として、薬として、とにかくよくハーブが用いられる。
煎じてくれているからか、この少しの透明度もない感じがちょっと怪しい薬っぽくてよいよね。



メキシコの先住民女子は、三つ編みに紐やリボンを入れ込むのが定番のヘアスタイル。
わたしが「お母さんたちの髪型かわいいね」って言ったら、
「あなたも髪の毛長いからできるわよ。やってみる?」とのお声を頂いたので
ありがたくやっていただくことに。
編み込む紐は室内にある機織り機で即興で撚ってくれた。
左右で紐を編み込んだ三つ編みを作って、そのふたつを頭上へ持ち上げ繋げる。
完成。わたしは気に入ったけど父親に写メ送ったら「サザエさん?」と言われたので許さない。

お次はぺんちゃん。
わたしのときは迷わず灰色の紐を選んだのに、
ぺんちゃんがやるときには「何色がいい?」って訊くお母さん。
羨ましくて「わたしの時は聞いてくれなかったのに…」って軽い気持ちで言ったら
お母さんたちもトニーも一緒になって
「で、でもその色がトラディショナルな色なのよ!」
「やっぱりその髪型にはその色よね!」
「今着てる色と合ってて、最高に似合ってるよ!よっオシャレさん!」と必死になって盛り上げてくれたのが笑えた。


ふと気が付けばテーブルの上にはお食事が。
てっきりさっきのトルティーヤでお昼ごはんが完結したと思っていたわたしたちに衝撃が走る。
まさかこんなご馳走をいただけるとは…。
フレッシュチーズ(塩気が強い)、オアハカチーズ(酸味があって平たい)、サルサ、
冬瓜と謎の草がたくさん入ったスープ、
サラダ、皮ごと食べれる庭で採れたアボカド、トルティーヤ(しっとりタイプ)、
キュウリとライムのジュース(さっぱり甘くて不思議な味わい)、
「これもあるわよ」と出してくれたモーレ ネグロ、
 デザートに出してくれた甘いタマレス。
なんておもてなされているんだ…。

みんなでテーブルを囲んでわいわい食べるお食事は、
どこの国にいたって楽しいに決まってる。
さすがに食べきれなかったけど、嫌な顔ひとつせずお母さんたちは見送ってくれた。
わたしはエプロンがしっくりきすぎて、そのまま着て帰ることに。
刺繍でいっぱいなのに、600ペソ(3600円)。お安い。

たった数時間だけでも、あったかいお母さんたちの笑顔で
どんどん村が好きになっていく。

楽しい思い出をありがとう。



つづく

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